カリブ海にある「その島」

このままだと俺自身が単なる「エロおやじ」になってしまうので、今日は毛色を変えた物を書きます。人生で一度は行くべき場所。極上のリラクゼーションプレイス、つまり極上のリフレ。

その場所は、カリブ海にあるセントマーチン島です。

「セントマーチン」、行ったことありますか?

恐らく、日本ではとてもマイナーな島だと思います。私は、20数年前、友人たちと一度だけ訪れました。

セントマーチンはカリブ海にある島で日本からは、30時間以上かかります。現在ではどのようなアクセスがあるかわかりませんが、当時は行きがアトランタ、プエルトリコ経由で、帰りはニューヨーク経由で帰りました。

セントマーチンが有名なのは、国際空港に隣接したところにもビーチがあり、ビーチで佇んでいると上空数十メートルを大型旅客機が着陸するという、ここでしか味わえない迫力ある体験ができることです。ただ、忘れてはいけないのが、ここは、一周しても車でⅠ時間程度の小さな島なのですが、島の半分がオランダ領、もう半分がフランス領という大変珍しい環境にあります。

オランダ領側の港は、少々古いですが「スピード2」という映画の舞台になりました。そんなオランダ領ですが、どちらかというとシャビー。中心部はそこそこお店も多いですが、一歩はずれるとアメリカ南部の地方都市(決してヒューストンやダラスを思い浮かべないで下さい)にあるちょっと古びたクラブ、バーやレストランが点在するといった感じで街を眺めながら飲んでいるだけで楽しいです。

街全体は、治安も良いですが、同時にちょっと危険な香り(ドラッグ)も漂っております。また、カジノも街の中心にあり、夜遅くまで空いているお店も多かったです。

一方、フランス領は、街全体としては、オランダ領より、こじんまりしている感じが強いですが、フランスの息吹を感じるような雑貨屋さんなども数多く、こんな小さな島なのに中心街にはエルメスの直営ブティックもあります。また、フランス領での食事は、オランダ領の比ではありません。何を食べても「旨い」の一言です。街全体が小洒落ています。

私は、当時フランス領にホテルをとりましたが、次にもし行く機会があるとすれば、オランダ領にホテルをとって、午前中はのんびり過ごしながら、午後から夕方にかけてフランス領でブラブラ街歩きをちょっと飲みながらして過ごして、夕食をフランス領でとって、夜中までオランダ領で騒ぐという一日が理想だなと思います。

そして、セントマーチンの沖合には、船で30分程で行くことが出来るイギリス領のアンギラ島があります。そこには、名前を忘れましたが、超高級リゾートホテルがあって、そこのホテルの主要な客は、自前の大型クルーザーでホテルに乗り付けるという超セレブ客で、雰囲気自体が異質なホテルでした。そこのホテルでは、軽く昼食を食って飲んだだけでしたが、1人2万円を超えていたと思います。

プエルトリコからセントマーチンへ行く飛行機の中からから見た海の綺麗さも特筆すべきレベルです。セントマーチンに到着してホテルのビーチから見る海も抜群に綺麗です。ただ、アンギラのホテルのビーチから見る海の綺麗さは、固唾をのむというレベルでした。音楽も何もいらない。見ているだけで全てを忘れて幸せになる、そんなひと時でした。

普通に過ごすだけで、三ヶ国の雰囲気を味わえる島はここしかないです。しかも、毎日あまりにも楽しくてセントマーチンを「離れたくな~いいいいい!」と叫びたくなる程の場所ですが、帰りにトランジットで二泊したNYで皆が発した言葉は「中華か和食かアジアンフード食いに行こう」でした。そんな場所のセントマーチン、コロナ終息後には訪ねてもらいたいです。

但し、ここは、35歳未満のカップルで行かれる方々や30歳未満の女子旅(特に夜職やリフレで頑張っている娘たち)で是非行ってもらいたいです。交通費はちょっとかかりますが、滞在費はハワイなどに比べたら安いと思います。ハワイ、タヒチ、モルディブ、モーリシャス、ニューカレドニア他にも色々選択肢があるかもしれないけど、その一つの候補にいれてみて下さい。この場所はおじさんが一人で行くと街の雰囲気がこわれてしまいそうなので、私はもう遠慮します。それに、おじさんが行くとちょっと悲しい気持ちになってしまうと思います。 また、気が向いたら、他の魅力的な旅行先紹介しますね。早くコロナ終息するといいですね。